概要
1955年に建設されたソ連の宇宙基地。1957年10月4日にスプートニク1号(世界初の人工衛星)を打ち上げ、1961年4月12日にユーリ・ガガーリンが世界初の有人宇宙飛行を達成。現在もロシアが賃借して使用しており、国際宇宙ステーションへの打ち上げ拠点として機能。
歴史的背景
冷戦下の宇宙開発競争においてソ連はアメリカに先行するため、秘密裏にカザフスタンの砂漠に大規模な打ち上げ施設を建設。「バイコヌール」の名は実際の場所から数百km離れた町の名前を使った欺瞞工作による。
地形・地理的特徴
カザフスタン中南部のキジルクム砂漠の平坦な半乾燥地帯。シル川沿いに位置し、人口希薄で広大な土地が利用可能。赤道に比較的近い低緯度が打ち上げ効率を高めた。
歴史的重要性
宇宙時代の幕開けの地として人類史上の記念碑的場所。ガガーリンの「地球は青かった」は世界的に有名なフレーズ。ソ連崩壊後もロシアが年約1.15億ドルでカザフスタンから賃借を続け、2050年まで使用権が保証されている。
参考文献
- Asif Siddiqi, Challenge to Apollo, 2000
- Brian Harvey, Russia in Space, 2001