概要
スルタン・ムハンマド5世がフランスからの独立を指導。1953年にフランスがムハンマド5世を廃位・追放したことが逆に民族主義運動を激化させ、1955年に帰還を余儀なくされた。1956年にフランスとスペインの保護領が終了し、独立が実現。ムハンマド5世は国王として復帰した。
歴史的背景
1912年のフェズ条約でフランスの保護領となったモロッコでは、イスティクラール党(独立党)が1944年の独立宣言以降、組織的な民族主義運動を展開。リーフ戦争(1921-26年)でのアブデルクリムの抵抗も前史として重要。
地形・地理的特徴
モロッコは大西洋と地中海に面し、アトラス山脈とリーフ山脈が内陸部を横断する多様な地形を持つ。フランスとスペインに分割統治されていたが、独立によりタンジールの国際管理地域も含めて統一された。
歴史的重要性
北アフリカのフランス植民地支配の終焉の一環。モロッコ王制は独立後も安定して継続し、アラブ世界の中で比較的穏当な統治を維持。西サハラ問題は現在も未解決の国際問題として残っている。
参考文献
- Pennell, C.R., 'Morocco Since 1830: A History'
- Miller, S.G., 'A History of Modern Morocco'