概要
アルジェリア民族解放戦線(FLN)がフランスからの独立を目指して武装蜂起。8年間の血みどろの戦争で、アルジェリア側の死者は約150万人とされる。フランス軍は拷問を含む残虐な鎮圧を行い、「アルジェの戦い」は都市ゲリラ戦の古典的事例となった。1962年のエヴィアン協定で独立が実現。
歴史的背景
130年間のフランス植民地支配に対するアルジェリア人の抵抗は一貫して存在した。第二次世界大戦後の脱植民地化の潮流、1945年のセティフ虐殺、フランスの同化政策の矛盾が独立運動を本格化させた。
地形・地理的特徴
アルジェのカスバ(旧市街)は迷路状の狭い路地からなり、ゲリラ戦に適していた。カビリア地方のジュルジュラ山脈やオーレス山脈は武装抵抗の拠点となった。モリス線(電気柵)がチュニジア・モロッコ国境に設置され、FLNの補給を遮断しようとした。
歴史的重要性
20世紀最大の脱植民地化闘争の一つ。フランス第四共和制の崩壊とド・ゴールの復権の直接的原因。フランツ・ファノンの『地に呪われたる者』など、反植民地主義思想の古典的テキストを生んだ。第三世界の独立運動に巨大な影響を与えた。
参考文献
- Horne, A., 'A Savage War of Peace: Algeria 1954-1962'
- Fanon, F., 'The Wretched of the Earth'