概要
ベトミン軍が55日間の包囲戦でフランス軍要塞を陥落させた。ザップ将軍の指揮下、5万のベトミン軍が1万6千のフランス軍を包囲。トンネル掘削と塹壕戦でフランスの航空優勢を無力化した。フランス軍約1万人が降伏し、第一次インドシナ戦争の帰趨が決した。
歴史的背景
フランス軍のナヴァール将軍はベトミンを決戦に引き出すため、山間の盆地に大規模な要塞を建設。しかしベトミンは想定を超える火砲と兵力を山上に集結させ、フランスの航空補給を遮断した。
地形・地理的特徴
ラオス国境近くの山間盆地(長さ16km×幅9km)。フランス軍は盆地に航空補給基地を設営したが、ヴォー・グエン・ザップ将軍は周囲の山に大砲を人力で運び上げ、見下ろす高地から砲撃を加えた。地形の優位が勝敗を決した。
歴史的重要性
植民地主義に対する被植民地民の決定的勝利として世界史的意義を持つ。ジュネーブ協定でフランスはインドシナから撤退。しかしベトナムは17度線で南北に分断され、ベトナム戦争(第二次インドシナ戦争)への道が開かれた。
参考文献
- ザップ回顧録
- フランス軍記録