概要
ケニアのキクユ族を中心とする武装蜂起。イギリス植民地政府に対し土地の返還と独立を求めた。イギリスは非常事態を宣言し、約8万人のキクユ人を強制収容所に収容。推定2万人以上のケニア人が死亡。デダン・キマシらの武装闘争は鎮圧されたが、独立への道を開いた。
歴史的背景
イギリス入植者がケニア中央高原の肥沃な土地を収奪し、キクユ族は自らの故地から追い出されていた。第二次世界大戦でイギリス軍に従軍したアフリカ人兵士の政治意識の高まりが蜂起の背景にあった。
地形・地理的特徴
ケニア中央高原のキクユ族居住地域とアベルデア山脈・ケニア山の森林地帯が主戦場。白人入植者に収奪された肥沃な「ホワイトハイランド」をめぐる土地問題が蜂起の核心。密林が武装抵抗者の隠れ場所として機能した。
歴史的重要性
ケニア独立(1963年)への直接的な道を開いた。イギリスの植民地支配の残虐さが国際的に暴露され、2013年にイギリス政府が正式に謝罪と賠償を行った。アフリカの脱植民地化闘争の重要な事例。
参考文献
- Anderson, D., 'Histories of the Hanged'
- Elkins, C., 'Imperial Reckoning'