概要
連合国による国際軍事法廷がナチス指導者22名を裁いた史上初の国際戦犯裁判。ゲーリング、リッベントロップ、カイテルら12名に死刑、ヘス、シュペーアらに禁固刑が宣告された。「平和に対する罪」「人道に対する罪」という新しい法的概念が適用された。
歴史的背景
チャーチルはナチス指導者の即決処刑を主張したが、アメリカのスティムソン陸軍長官らが法的手続きによる裁判を主張した。ジャクソン主席検事がアメリカ代表として起訴を担当し、膨大なドイツの文書記録が証拠として提出された。
地形・地理的特徴
ニュルンベルクのナチ党大会会場に隣接する裁判所が法廷として使用された。ナチズムの象徴的聖地で戦犯を裁くという場所の選択には、象徴的意味が込められていた。
歴史的重要性
国際法に基づく戦犯裁判の先例を確立し、「人道に対する罪」の概念を国際法に導入した。「命令に従っただけ」という弁護が拒否されたことで、個人の道徳的責任の原則が確認された。国際刑事裁判所(ICC)の設立につながる道を開いた。
参考文献
- テルフォード・テイラー『ニュルンベルクの解剖』