概要
ファシスト大評議会がムッソリーニを解任し、バドリオ元帥が新政権を樹立。9月8日にアイゼンハワーが休戦協定を発表。しかしドイツ軍がイタリア半島の大部分を占領し、ムッソリーニはグラン・サッソ山からドイツ特殊部隊に救出されて北イタリアに傀儡政権(サロー共和国)を樹立した。
歴史的背景
北アフリカの喪失とシチリア上陸により、イタリア国内でムッソリーニへの不満が爆発した。国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世がムッソリーニを逮捕・投獄し、連合国との秘密交渉を開始した。しかしドイツの迅速な対応で和平の成果は限定的となった。
地形・地理的特徴
イタリア半島の細長い地形とアペニン山脈がドイツ軍の防衛線(グスタフ線、ゴシック線)に利用された。連合軍の北進は山岳地帯での困難な戦闘を強いられた。
歴史的重要性
枢軸国の一角が崩壊した歴史的転換点。しかしイタリアは戦場となり、1945年4月まで激しい戦闘が続いた。イタリアのパルチザン運動が活発化し、1945年4月28日にムッソリーニはパルチザンに捕らえられ処刑された。
参考文献
- エレナ・アーガ=ロッシ『イタリア休戦の国家』