概要
サブサハラアフリカで最古級の高度な文化。精巧なテラコッタ(焼成粘土)の人物像と、独自に発展した鉄器製造技術で知られる。テラコッタ像は等身大から小型まで多様で、精巧な髪型、装身具の表現が特徴。アフリカにおける鉄器時代の開始を示す重要な文化。
歴史的背景
ジョス台地の錫鉱の露天採掘中に偶然発見された(1928年)。アフリカにおける鉄器技術の独自発展説を支持する重要な証拠とされる。西アフリカの後の彫刻伝統(イフェ、ベニン)の源流と考えられている。
地形・地理的特徴
ナイジェリア中部のジョス台地(標高約1200m)は、錫の鉱床が豊富な花崗岩台地。台地上の涼しい気候と鉄鉱石の存在が、独自の冶金技術の発展を促した。河川の沖積層中にテラコッタ像が保存された。
歴史的重要性
サブサハラアフリカにおける最古の高度な芸術文化であり、鉄器製造の独自発展を示す。後のヨルバ・ベニンの芸術的伝統の先駆者と見なされ、西アフリカの文明史の出発点を示す。
参考文献
- Fagg, B., 'Nok Terracottas'
- Jemkur, J.F., 'Aspects of the Nok Culture'