概要
モントゴメリー元帥率いるイギリス第8軍が、ロンメル元帥のアフリカ軍団を決定的に撃破した。12日間の戦いでロンメルは撤退を開始し、枢軸国の北アフリカにおける攻勢能力は失われた。チャーチルは「これは終わりの始まりではない。しかし、始まりの終わりかもしれない」と述べた。
歴史的背景
ロンメルのアフリカ軍団はスエズ運河に迫っていたが、補給線の延長と燃料不足で攻撃力が低下していた。モントゴメリーは圧倒的な物量と周到な準備で攻勢を開始し、超(ウルトラ)暗号解読情報がロンメルの作戦を事前に把握することを可能にした。
地形・地理的特徴
地中海とカッターラ低地の間の約60kmの狭隘な地帯で、側面迂回が不可能な正面攻撃を強いられた。砂漠の平坦な地形は機甲戦に適していたが、地雷原と砂嵐が戦闘を複雑にした。
歴史的重要性
イギリス軍単独での初の大規模な陸上勝利であり、イギリスの国民的な自信を回復させた。北アフリカからの枢軸国の排除はイタリア侵攻の前提条件を整え、地中海の戦略的状況を一変させた。
参考文献
- ニール・バー『振り子の戦争 エル・アラメインの三つの戦い』