概要

イデオロギー的に対極にあるナチス・ドイツとソ連が不可侵条約を締結。リッベントロップとモロトフが署名した。秘密議定書で東ヨーロッパの勢力圏分割を取り決め、ポーランド分割とバルト三国のソ連への編入を合意した。

歴史的背景

ヒトラーはポーランド侵攻に際して二正面作戦を回避するためにソ連との合意を求めた。スターリンは英仏との交渉が遅々として進まない中、時間稼ぎと東ヨーロッパの勢力圏獲得のためにドイツとの合意に踏み切った。

地形・地理的特徴

クレムリン宮殿で調印式が行われた。秘密議定書に記された東ヨーロッパの勢力圏分割は、ポーランドをヴィスワ川(後にブーク川に修正)を境に分割し、バルト三国をソ連の勢力圏とするものであった。

歴史的重要性

9日後のポーランド侵攻と第二次世界大戦の勃発を可能にした。世界中の共産主義者に衝撃を与え、反ファシズム統一戦線の正当性を損なった。秘密議定書の存在はソ連崩壊まで公式に否定され続けた。

参考文献

  • ロジャー・ムアハウス『悪魔の同盟 ヒトラーとスターリンの条約』