概要
1929年10月24日(暗黒の木曜日)にニューヨーク証券取引所で株価が暴落し、翌週の10月28日(暗黒の月曜日)と29日(暗黒の火曜日)にさらに急落。ダウ平均は1929年9月のピークから1932年7月までに約89%下落。アメリカのGDPは約30%減少し、失業率は25%に達した。世界中に連鎖的に波及し、世界大恐慌を引き起こした。
歴史的背景
1920年代の投機的過熱(信用買い、マージン取引)が株式市場のバブルを生んだ。農業不況、国際的な戦争債務問題、銀行システムの脆弱さなど構造的問題が潜在していた。連邦準備制度の金融引き締めがバブル崩壊のきっかけとなった。
地形・地理的特徴
ニューヨーク・ウォール街の証券取引所。マンハッタン南端の金融街は世界金融の中心であり、ここでの暴落が全世界に波及した。
歴史的重要性
世界経済を根底から揺るがし、1930年代の政治的過激化(ファシズム、ナチズムの台頭)の経済的背景となった。ニューディール政策と福祉国家の形成を促し、ケインズ経済学の台頭をもたらした。金融規制(グラス=スティーガル法等)の必要性を認識させた。
参考文献
- Galbraith, The Great Crash, 1929
- Kindleberger, The World in Depression