概要
ソ連の支援を受けてモンゴル人民革命党が建国したアジアで2番目の社会主義国。チョイバルサンの下でソ連型の粛清・集団化が実施され、仏教寺院の約700が破壊、僧侶約1万7千人が殺害された。遊牧の集団化は部分的にとどまった。1990年の民主化で複数政党制に移行。
歴史的背景
1911年に清からの独立を宣言したボグド・カン政権は中国とソ連の間で揺れ動いた。1921年にソ連の支援を受けたスフバートルらが革命を起こし、1924年にボグド・カンの死後、人民共和国が成立した。
地形・地理的特徴
モンゴル高原全域を支配。首都ウランバートル(旧ウルガ)はトーラ川沿いの盆地に位置。ゴビ砂漠、アルタイ山脈、ステップ草原の多様な地形にまたがる。
歴史的重要性
ソ連の衛星国として70年間存続し、モンゴルの近代化(識字率向上、医療制度、工業化)を進める一方、伝統文化と仏教を弾圧した。1990年の民主化は中央アジアで最も成功した民主化の事例として評価されている。
参考文献
- Morris Rossabi, Modern Mongolia: From Khans to Commissars to Capitalists, 2005
- Baabar, History of Mongolia, 1999