概要
パリ講和会議で日本の山東権益継承が決定したことに反発し、北京大学の学生3000人が天安門前でデモを実施。「外争国権、内懲国賊」をスローガンに全国に拡大。各地でストライキ・不買運動が展開された。
歴史的背景
第一次世界大戦後のパリ講和会議で、中国代表は旧ドイツ権益の返還を要求したが列強は拒否。陳独秀の『新青年』に代表される新文化運動が知識人の意識を変革していた。
地形・地理的特徴
北京の天安門前広場から始まったデモ。大学が集中する北京が知識人運動の中心地であり、鉄道・電信の発達が運動の全国波及を可能にした。
歴史的重要性
中国近現代史の画期。反帝国主義・反封建主義の国民運動として中国共産党の成立(1921年)に直結。白話運動(口語文学)の普及など文化的にも大きな転換点。
参考文献
- 『五四運動史』周策縦
- 北京大学校史