概要

ルーデンドルフの1918年春季攻勢(カイザーシュラハト)の最終段階。ドイツ軍はパリに約70kmまで迫ったが、フォッシュ元帥の統一指揮のもとフランス・イギリス・アメリカ連合軍が反撃し、ドイツ軍を後退させた。8月8日の「アミアンの戦い」(ルーデンドルフの「ドイツ軍の暗黒の日」)で戦争の帰趨が決した。

歴史的背景

ブレスト=リトフスク条約によりロシアが脱落し、東部戦線の兵力を西部に集中できるようになった。ルーデンドルフはアメリカ軍の本格的到着前に決着をつけようとした。浸透戦術(突撃兵戦術)を駆使して連合軍の防衛線を突破した。

地形・地理的特徴

1914年と同じマルヌ川流域だが、今回はドイツ軍の春季攻勢の最終段階として展開された。シャンパーニュ地方の開けた穀倉地帯がアメリカ軍を含む連合軍の反撃の舞台となった。

歴史的重要性

ドイツの最後の勝利の可能性を潰し、連合軍の最終攻勢(百日攻勢)への転換点となった。アメリカ軍の大量投入が戦力バランスを決定的に変え、ルーデンドルフは休戦を勧告した。

参考文献

  • デイヴィッド・ザベッキ『カイザーシュラハト 1918年ドイツ春季攻勢』