概要
1918年7月、富山県の漁村の主婦たちが米の県外移出に抗議したことをきっかけに、米価高騰に怒る暴動が全国に拡大。約70万人が参加し、369市町村に波及した。軍隊が出動して鎮圧されたが、寺内正毅内閣は退陣。初の本格的政党内閣である原敬内閣が成立するきっかけとなった。
歴史的背景
シベリア出兵を見越した米の投機的買い占めが米価を急騰させた。第一次世界大戦中の好景気で物価が上昇する一方、庶民の生活は圧迫されていた。
地形・地理的特徴
富山県魚津の漁村から始まり全国に波及。都市の米問屋・精米所が襲撃対象となった。工業都市の労働者密集地域が暴動の中心。
歴史的重要性
大正デモクラシーの画期的事件。大衆の直接行動が政治を動かした最初の大規模事例。原敬の政党内閣成立は政党政治の本格化を意味し、普通選挙法への道を準備した。
参考文献
- 『米騒動の研究』井上清