概要
ボリシェヴィキの赤軍と反革命の白軍(デニーキン、コルチャーク、ヴランゲリ等)、外国干渉軍(英仏日米等)、民族独立運動、農民反乱(マフノ運動等)が入り乱れた多面的な内戦。トロツキーが赤軍を組織し、戦時共産主義体制のもとで赤軍が最終的に勝利した。
歴史的背景
十月革命とブレスト=リトフスク条約への反発が白軍を結集させた。連合国はボリシェヴィキ体制の打倒と戦争の継続を目的に干渉軍を派遣した。チェコスロバキア軍団のシベリア鉄道沿線での蜂起が内戦を拡大させた。
地形・地理的特徴
ロシアの広大な領土全体が戦場となった。シベリアの厳寒、ウクライナの穀倉地帯、カフカスの山岳地帯、中央アジアの砂漠など、多様な地形で多面的な戦闘が展開された。鉄道路線の支配が勝敗を左右した。
歴史的重要性
推定900万〜1200万人が戦闘・飢餓・疫病で死亡した。ボリシェヴィキの勝利はソ連体制を確立したが、内戦の暴力と戦時共産主義の経験が、スターリン体制の抑圧的な性格の素地を形成した。
参考文献
- W.ブルース・リンカーン『赤の勝利 ロシア内戦史』