概要
1914年、日本は日英同盟を根拠に第一次世界大戦に参戦し、ドイツの中国権益(山東半島の青島)を占領。1915年には中国に対して二十一カ条の要求を突きつけ、山東半島のドイツ権益の継承、南満洲の権益拡大などを要求。特に第5号(日本人顧問の配置等)は中国の主権侵害として国際的批判を受けた。大戦は日本に空前の好景気(大戦景気)をもたらした。
歴史的背景
第一次世界大戦は欧州列強がアジアに注力できない機会であり、日本は中国での権益拡大を図った。大隈重信内閣は加藤高明外相のもとで対中強硬路線を推進した。
地形・地理的特徴
ドイツが租借していた山東半島の青島が日本軍の攻撃目標。日英同盟を根拠に参戦し、太平洋のドイツ領南洋諸島も占領した。
歴史的重要性
日本の大陸進出の重要な段階。二十一カ条の要求は中国の反日ナショナリズムの原点となり、五四運動(1919年)を引き起こした。パリ講和会議での人種差別撤廃提案は否決され、国際秩序の矛盾が露呈した。
参考文献
- 『二十一か条要求』奈良岡聰智