概要

ネブカドネザル2世はユダ王国の反乱に対し、紀元前586年にエルサレムを包囲・攻略し、ソロモン王が建設した第一神殿を破壊した。ユダの王族・祭司・職人らがバビロンに連行され、約半世紀にわたる捕囚生活を送った。この間にユダヤ教は神殿祭儀から律法中心の宗教へと根本的変容を遂げた。

歴史的背景

ユダ王国はエジプトとバビロニアの間で翻弄され、ゼデキヤ王がエジプトの支援を期待してバビロンに反旗を翻したが、エジプトの援軍は実現しなかった。

地形・地理的特徴

エルサレムはユダの丘陵地帯に位置し、三方を谷に囲まれた天然の要塞であった。しかしバビロニア軍の長期包囲に対しては水源の限界が致命的弱点となり、飢餓により陥落した。

歴史的重要性

バビロン捕囚はユダヤ教の形成における最大の転換点であり、シナゴーグ、律法学者、ディアスポラの概念が生まれた。旧約聖書の多くの書がこの時期に編纂・成立したとされる。

参考文献

  • The Bible and the Ancient Near East
  • By the Waters of Babylon (Cambridge History of Judaism)