概要

1892年1月1日に連邦移民局として開設。1892年から1954年の閉鎖までに約1200万人の移民が通過した。到着した移民は法的・医学的審査を受け、約2%が入国を拒否された。ピーク時の1907年には単年で100万人以上が処理された。「アメリカの玄関口」として移民にとって希望と不安が交錯する場所であった。

歴史的背景

1880年代以降、東欧・南欧(イタリア、ポーランド、ロシア帝国のユダヤ人等)からの「新移民」が急増し、従来の北西欧からの移民に代わった。移民の急増は反移民感情と移民制限運動を引き起こし、1882年の中国人排斥法、1924年の移民制限法へと繋がった。

地形・地理的特徴

ニューヨーク港のアッパー湾に浮かぶ小島。自由の女神のすぐ北に位置し、到着する移民船の乗客が最初に足を踏み入れるアメリカの入口として機能した。

歴史的重要性

現在のアメリカ国民の約40%がエリス島を通過した移民の子孫とされる。アメリカの多民族社会の形成における象徴的場所であり、1990年に移民博物館として公開された。移民のアメリカ体験の記憶を伝える国家的記念碑。

参考文献

  • Cannato, American Passage
  • Moreno, Encyclopedia of Ellis Island