概要

露土戦争後のサン・ステファノ条約を修正するため開催された国際会議。ロシアが作った大ブルガリアを三分割し、オーストリアにボスニア・ヘルツェゴビナの管理権を付与、イギリスにキプロスを確保させた。セルビア、モンテネグロ、ルーマニアの独立が承認された。

歴史的背景

露土戦争でのロシアの勝利とサン・ステファノ条約によるロシアの影響力拡大に対し、イギリスとオーストリアが強く反発した。ビスマルクは直接の利害がないことを利用して仲介者の役割を引き受けた。

地形・地理的特徴

ベルリンの帝国宰相府がヨーロッパ外交の中心舞台となった。列強の代表がバルカン半島の運命を決定するため集結し、ビスマルクが「誠実なる仲介者」として議長を務めた。

歴史的重要性

バルカン半島の近代的な国家体系を規定したが、各民族の不満を残し「ヨーロッパの火薬庫」となる素地を作った。ロシアはドイツに裏切られたと感じ、三帝同盟の弱体化につながった。

参考文献

  • ウィリアム・メドリコット『ベルリン会議とその後』