概要
ラーマ5世チュラロンコーン大王が奴隷制の段階的廃止、近代的行政制度(省庁制度)の導入、教育改革、鉄道建設などの大規模な近代化改革を推進。同時にイギリスとフランスの間の巧みな外交でタイの独立を維持した。東南アジアで唯一植民地化されなかった国。
歴史的背景
父モンクット王(ラーマ4世)が開始した西洋化政策を大規模に発展させた。ヨーロッパを2度訪問し、西洋の制度を直接視察。しかし領土の一部はイギリス(マレー半島北部4州)とフランス(ラオス、カンボジア西部)に割譲を余儀なくされた。
地形・地理的特徴
バンコクの王宮地区が改革の中心。チャオプラヤー川沿いの旧市街が近代的都市へと変貌し、鉄道・道路・電信のインフラが整備された。欧州式の建築物がバンコクの景観を一変させた。
歴史的重要性
タイの近代国家建設の礎を築いた「大王」。植民地化を免れたことはタイのナショナルプライドの核心であり、チュラロンコーン大王は今日もタイで最も尊敬される国王の一人。毎年10月23日はチュラロンコーン大王記念日として祝日。
参考文献
- タイ近代史料
- ラーマ5世記録