概要
1867年7月1日、英領北アメリカ法により、オンタリオ、ケベック、ノバスコシア、ニューブランズウィックの4州がカナダ自治領(ドミニオン)として連邦化。ジョン・A・マクドナルドが初代首相に就任。連邦制を採用し、英語とフランス語の二言語主義を制度化した。
歴史的背景
アメリカ南北戦争後の軍事的脅威、フェニアン襲撃(アイルランド系アメリカ人の侵入)、個別植民地では実現困難な大陸横断鉄道の建設必要性、イギリスの植民地防衛費削減意向が連邦化の動機であった。ケベック会議(1864年)とロンドン会議(1866年)で合意に達した。
地形・地理的特徴
広大なカナダの領土をまとめるには、鉄道や通信などのインフラが不可欠であった。セント・ローレンス川と五大湖の水系が東部の骨格を形成し、太平洋鉄道が後に西部を結合した。
歴史的重要性
アメリカとは異なる平和的・漸進的な国家形成のモデル。英仏二文化の共存という課題は現在に至るまでカナダの国家アイデンティティの中核を成す。1869年にルパーツランド(西部)を取得し、1871年にブリティッシュコロンビアが加入。1885年の大陸横断鉄道完成で太平洋から大西洋まで結合された。
参考文献
- Morton, The Kingdom of Canada
- Creighton, The Road to Confederation