概要
摂政・興宣大院君がフランス人宣教師9名と朝鮮人カトリック信者約8,000人を処刑(丙寅迫害)。フランスはこれに報復してロズ提督率いる艦隊を派遣し江華島を攻撃した。朝鮮軍は頑強に抵抗し、フランス軍は撤退。大院君は鎖国政策をさらに強化した。
歴史的背景
19世紀中期、西洋列強のアジア進出が加速する中、大院君は国内の改革を進めつつ対外的には断固とした鎖国政策をとった。天主教(カトリック)の布教は体制への脅威と見なされ、弾圧の対象となった。
地形・地理的特徴
江華島は漢江・臨津江の河口に位置し、ソウルへの海上アクセスを管制する戦略要地。フランス艦隊は水路が複雑な江華海峡を進入し、江華城を一時占領したが、文殊山城の朝鮮軍の抵抗により撤退した。
歴史的重要性
朝鮮末期の鎖国政策を象徴する事件。西洋との最初の本格的軍事衝突。フランス軍は外奎章閣の図書を略奪して持ち去り(2011年に韓国に返還)、この問題は長く外交問題として続いた。
参考文献
- 朝鮮王朝実録
- フランス海軍記録