概要
新バビロニアのナボポラッサルとメディアのキュアクサレス2世の連合軍がニネヴェを包囲・攻略し、300年にわたるアッシリア帝国が滅亡した。ティグリス川の洪水が城壁を破壊し、市は徹底的に略奪・破壊された。残存勢力はハッランに逃れたが、紀元前609年に最終的に壊滅した。
歴史的背景
アッシュルバニパル死後の内紛で帝国は急速に弱体化。バビロニアとメディアが反乱し同盟を結成。エジプトはアッシリア支援に動いたが間に合わなかった。
地形・地理的特徴
ニネヴェはティグリス川東岸に位置し、全長12kmに及ぶ巨大な城壁で防御されていた。しかし連合軍はティグリス川の洪水を利用して城壁の一部を破壊したと伝えられ、河川が攻城戦の鍵となった。
歴史的重要性
古代オリエント最強の軍事帝国の崩壊は、メソポタミア地域の勢力図を一変させ、新バビロニアとメディアの二大国時代を到来させた。聖書のナホム書にもニネヴェ滅亡の預言が記されている。
参考文献
- The Fall of Nineveh (D.D. Luckenbill)
- Babylonian Chronicles