概要

国際労働者協会(第一インターナショナル)がロンドンで設立。マルクスが事実上の指導者として規約と綱領を起草した。ヨーロッパ各国の労働組合・社会主義団体を結集しようとしたが、マルクス派とバクーニンの無政府主義派の対立により1876年に解散した。

歴史的背景

産業革命の進展により各国で労働運動が活発化し、国際的な連帯の必要性が認識された。1862年のロンドン万博でフランスとイギリスの労働者代表が交流したことが直接の契機となった。

地形・地理的特徴

ロンドンのセント・マーティンズ・ホールで設立大会が開催された。19世紀半ばのロンドンは亡命革命家が集まる国際的な政治活動の中心地であり、言論の自由が保障される避難所であった。

歴史的重要性

国際的な労働者の連帯組織の先駆けであり、社会主義運動の理論的・組織的発展に貢献した。マルクスvsバクーニンの対立は、後の社会民主主義vs無政府主義の分裂を予見するものであった。第二・第三インターナショナルへと継承された。

参考文献

  • ヘンリー・コリンズ『第一インターナショナルの歴史』