概要

サルデーニャ王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世がイタリア王に即位し、トリノを首都としてイタリア王国が成立。カヴールの外交・ガリバルディの軍事行動・マッツィーニの思想という三つの力が統一を実現した。ただしヴェネツィアとローマはまだ未回収であった。

歴史的背景

リソルジメント(復興運動)は18世紀末から続くイタリア統一運動で、カルボナリの秘密結社から、マッツィーニの「青年イタリア」、カヴールの現実主義外交へと発展した。フランスの軍事支援とイギリスの外交的支持が不可欠であった。

地形・地理的特徴

トリノはポー川流域のピエモンテ平野に位置し、アルプス山脈を背にしたサルデーニャ王国の首都であった。イタリア半島の南北に延びるアペニン山脈が統一の地理的障壁であったが、鉄道の建設がこれを克服しつつあった。

歴史的重要性

千年以上にわたり分裂していたイタリア半島の政治的統一を実現した。しかし「イタリアは作られた、次はイタリア人を作らねばならない」という言葉に象徴されるように、南北格差・方言の違いなど国民統合の課題を残した。

参考文献

  • デニス・マック・スミス『近代イタリア史』